マイル還元率14%?!ANAPhoneで貯める驚愕のマイレージ戦略とは?

anaphone

 

 

突然の発表でした。なんとANAがスマホ(ANAPhone)を発売するとのこと。(11月2日(水)10:00予約開始。12月上旬販売開始)

 

ANA Phone公式ページ

 

 

 

たまたま発表があった10月12日にANAマイレージ会員ページを見ていたら、上記の画像が目につきました。最初は「壁紙でもダウンロード出来るのかな?」と思っていたのですが、よくよく見てみると、ANAがソフトバンクグループのSBパートナーズ株式会社と提携して「ANA Phone(エーエヌエイフォン)」を2016年12月上旬に発売、らしいではありませんか!

 

 

 

ANA陸マイラーとしては、とにもかくにもステイタスとして「持っておく」べきスマホではないのか?と頭をよぎりましたが、よく内容を読み込んでみると、なんと「ANA陸マイラー=ANA Phoneを持っている」というステイタスメリットだけでなく、利用料金に応じて、マイルが還元され、その還元されるマイル数が、最大34,400マイルとのこと。

 

 

 

早速、この「34,400マイル」がどの程度の価値があるのか?を計算してみました。

 

 

 

まず、ANA Phoneを持つことで、マイルが還元される対象は、「月額通信料(※)」「搭乗ボーナス」となります。

※月額通信料には「通話定額(PT)基本料」2,700円と「ウェブ使用料」300円が含まれています(スマ放題(PT)プランの場合。スマ放題ライト(PT)の場合は1,700円+300円を含む)。

 

 

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上記の料金表を見ていただくと分かる通り、スマ放題(PT)かつ、30GBの契約時に最もマイル還元率が高くなります。ですので、この30GBプランを2年間契約した場合で計算してみることにします。

 

 

 

まず、2年間で支払う月額通信料の合計が、11,000円×24ヶ月=264,000円。

 

 

 

その間にANA便に5回搭乗したとすると、還元されるマイルは最大の34,400マイルになります。

 

 

 

となると、34,400マイル÷264,000円≒0.13=13%となり、いつも使っているスマホの通信料がANA Phoneに変えるだけで、13%の還元率を生む打出の小槌に変貌するわけです。

 

 

 

さらにこの通信料をクレジットカードで引き落とした場合は、クレジットカードの還元率1%(※)が追加され、14%の還元率にUPします。

 

※マイルを貯める最強カードは1.71%の還元率を叩きだす!詳しくはこちら

 

 

 

さらにさらに、「搭乗ボーナス」をもらえる場合のフライトでは、当然通常のマイルも貯まりますので、さらに還元率は良くなることになります(マイル数は搭乗した時の行き先による)。

 

 

 

いや~、久しぶりに目新しいマイル獲得案件ですね。

 

 

 

 

ANA Phoneの落とし穴を考えてみる

 

 

上記の通り、マイル還元率が14%になる案件は、普段支払うべき必要経費関係では、心当たりがありません(ポイントサイト利用は除く)。

 

 

 

そんな魅力を引っさげて搭乗して来たANA Phoneですが、落とし穴はないのでしょうか?

 

 

 

以下に想定される落とし穴を考えてみました。

 

 

1.端末料金や契約手数料が不明

 

2.旧態然とした料金携帯

 

3.保守の窓口

 

4.サービス終了の可能性

 

 

 

1.端末料金や契約手数料が不明

 

上記のマイル還元率の計算はあくまでも「月額通信料」をベースにしています。というのも、ANA PhoneはソニーのXperia XZをベースにスマホ端末を用意していますが、この端末料金がいくらなのか?が不明です。また契約手数料などの追加料金も定かではありません。これらの料金が加算されると当然、その分還元率は下がります。

 

 

 

2.旧態然とした料金携帯

 

このSIMフリー携帯が飛躍するご時世に、またしても2年縛りの契約となります。2年以内に解約した場合は、契約解除料9,500円が必要となります。また、厳密に言うと、今回ANAが提携しているSBパートナーズはいわゆるドコモやau、ソフトバンクなどの「キャリア」ではなく、あくまでも「MVNO」です。にもかかわらず、キャリアと同じ料金設定っていうのは、あまりお安いイメージがありませんね。

 

MVNOとは?

 

MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」の略で、日本語では「仮想移動体サービス事業者」を指します。携帯電話回線などの無線通信基盤を他の通信事業者から借り受け、独自のサービスを提供する企業のこと。

 

 

 

3.保守の窓口

 

上記2.にも関連するのですが、「MVNO」ということは、ソフトバンクの店舗で保守などの対応をしてくれない可能性があります。その場合、故障等の問い合わせや対応は、Webもしくは電話を通じて対応してもらうことになります。格安SIMの月数百円というレベルの話ではないので、これはいささか不安か。

 

 

 

4.サービス終了の可能性

 

上記3.の通り対応の不安だけではなく、サービスそのものが終了してしまう可能性です。実はその昔(2010年6月1日より)、JALが「JALマイルフォン」という名称で100円につき7マイル貯まるというサービスを開始しました(還元率7%)。しかし3年後の2013年6月末に突然サービスを停止してしまった経緯があります。その理由は「契約数の少なさ」でした(さすがに今から6年前に「MVNO」はちょっと勇み足だった感ありですが)。

 

 

ただし、その際は、「解約手数料」「MNP転出手数料」「au新規事務手数料」などが無料になったため、大きな実害なく、キャリア(au)に転出出来たようです(当たり前ですが)。ただ、もらえると思っていたマイルはもらえなくなるはずなので、その辺りはリスクとなります(ちなみにJALは一定数マイルを補てんしてくれたようです)。

 

 

 

35,000マイルがあると、どこまで行けるか?

 

 

ちなみに2年間持った場合の34,400マイルですが、どのくらいのマイル数かというと、なんとハワイに行けます!(35,000マイルとして。ローシーズン)

 

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前述ではあえて、リスクのお話もしてみましたが、それでもいつも持っている、あの高い高いスマホの料金が、単にキャリアに吸い上げられるだけではなく、14%ものマイルへ還元されるのは魅力かと。

 

 

 

特に「マイルを少しでも多く貯めたい」「キャリアにはこだわりがない」「キャリアの高い通信料には日頃から腹が立っていた(笑)」方には、ぴったりのサービスが登場したのではないでしょうか。

 

 

 

もちろん、カード決済(1%)<ANA Phone(14%)<ポイントサイト(90%=ソラチカルート)なので、ポイントサイトの利用でガンガンマイルを貯めることも忘れずに。

 

 

⇒陸マイラー必須のおすすめポイントサイトはこちら

 

 

⇒ソラチカルートとは?